憧れの Elmar 50mm F3.5 を買った話
ライカ銘玉レンズの Elmar 50mm f3.5 買っちゃいました。
前から憧れだったエルマーの50mm買っちゃいました。
良い。1946年製。終戦の次の年にもうこんなものを安定して生産しちゃうドイツはやはりヤバい(確信)
クロームメッキですが所謂"赤エルマー"ではありません。
距離表示はメートル。LマウントなのでMマウント変換リングを噛ませて使ってます。
きっかけはフォトヨ○バシなんですよね…
ライカデビュー日記の中でM-Eに赤エルマー付けて撮った写真があるんですが、それがなかなか良いんです。
さすが販促サイト。まあオールドレンズの販促してもヨド○シには何の得にもならんですが…
銘玉と言ってもバルナック時代のLマウントレンズなので、オールドレンズ的な楽しみで使うレンズだと思っていたんですが、今のフルサイズデジカメで撮っても全く遜色ない、というかむしろ勝っているかもしれないすごい奴ですこいつ。
ライカレンズと言えどもお高くはありません。こっちだとだいたい150ユーロから400ユーロ、日本でも25000円から60000円くらいでしょうか。
お財布にも優しいです。
ですがこのレンズを購入するときの問題は値段ではなく状態。70年前のレンズなので外観、沈胴、レンズ傷、絞りバネ、ヘリコイド、絞りリングなどこれら全てが完璧なモノはまず出会えません。
意外と多いのが、前面が歪んだやつ。割りとぶつけたり落としたりする人多いのかなあ…
以前ライカストアでレンズの状態の良いニッケルエルマーを見つけたんですが、外観があまりにもボロボロでパスしたんですよね。
ライカは見て愛でてナンボだと思っているのであまりにもボロボロだと所有欲ってやつが満たされないんですよ…(小声)
今回はライカストアでもebayでもなくパリのとあるお店で買いました。
若干のチリとヘリコイドの硬さ以外は問題なく値段もかなり安かったので即決で買ってしまいました。
欲を言えば赤エルマーが良かったけども…
とりあえずα6300に付けて適当に試し撮りしたんですが凄いですねこいつ。
見た目のスチームパンク感は置いておいて。
レンジファインダーじゃないんでピントはフィーリングで合わせるしかないんですが、それでもかなりの解像度で映してくれます。
空気感やその場の雰囲気を描写しつつ、解像感も蔑ろにしていない感じ。
オールドレンズと現行レンズを足したような画が誠に良いです。
ああデジタルライカで撮ってみたいなあ…
M9ならもう手の届く値段なんだよなあ…(預金が無くなる音)
まあこいつの本分はやっぱりフィルムだと思うんで、またM3かM4-Pで撮って現像したらFlickrにでも上げます。