Leica M4-P 買っちゃった…
Leica M4-P 買っちゃった話です。
またカメラの話です。
ずっとフィルムライカのM3と初代 Summarit 50mm f1.5 を使っておりまして、全くもって満足しているわけなんですが不意に思うわけです。
ああ、ここ、35mmで撮りてえなあ と。
M3は50mmを標準画角にしているため35mmが使えないんです。
まあそのおかげでM型ライカ史上最も美しいと言われる倍率0.91のファインダーがあるわけなんです。
でも、やっぱり50mmっていうのは難しい。
撮りたいものを一つ決める潔さが無い私はついつい俯瞰であれこれと写真に入れたくなるわけです。
とまあ、あとなんだかんだ言って黒いライカかっけえという軽率な理由もあって結果M4-Pに落ち着いたのでした。
M4後期から業績が傾き出したライカを支えるべく奮闘していたカナダライツ社製です。
ライカ解説サイトなんかでは大抵酷評され鼻で笑われている可哀想なやつです。
M3やM4、M2にもカナダライツ製はあったんですが、このM4-Pと前モデルM4-2はすべてカナダ製で、それ故よく槍玉に挙げられることが多いんです。
作りが悪いなんていうあまりにも大雑把な批判で叩かれちゃって可哀想に…
ライカ通たち(笑)に不評なだけあって割りとお手頃価格で美品が手に入ります。
私はebayでフランス国内限定発送商品を狙って落としましたが、本体(オーバーホール証明付き)、純正革ケース、ストラップ、黒ライカメーター(これ単体で買うと200ユーロくらいします)、なぜかおまけでTri-x2本(出品者の好意)で600ユーロ。
お買い得。
出品者がいい人で厳重な梱包でおまけまで付けていい買い物でした。
「手放したくなかったけどM7を買う軍資金にするんだ!」だなんて嬉しそうにメッセージまでくれました。
電子シャッターのM7を今さら選ぶ勇者すげえなあ…
黒ボディはたまらんです。なでなでしてるだけで満足です。
使い心地ですが、どこがどう作りが悪いのか教えて欲しい。
確かにM3と比べれば巻き上げが固いのは事実なんですが、それ以外は特に劣っているとは思えませんね。
出来上がった写真もいつものライカの絵です。
レンズはまだSummarit使いまわしてるんですけど、35mmはなににしようかなあと日々思案してます。
やっぱりNoktonかSummaronかなあ、お財布的に。ま、カラスコでもいいんだけど。
最近王道の赤エルマー(50mmですが)にも心惹かれるし、手の届きそうな値段のM8、M9あたりのデジタルにも目が行ってしまって…
物欲って怖い。
現行レンズの方が気楽かなあ…